『太り過ぎが原因ですね。まず痩せましょう。』
とお医者さんに言われて、当院にいらっしゃる方が多くいます。
また、お医者さんに言われていなくても、太り気味で慢性腰痛の方は自分の腰痛の原因は太り過ぎと思っている方も少なくありません。
しかし、ダイエットしなくとも当院のほとんどのクライアントさんの慢性腰痛は改善していますし、
逆に、瘦せている方でも腰痛の方はたくさんいます。
つまり、腰痛を抱えるたくさんのクライアントさんの体質を見る限り、ほとんど肥満は関係ありません。
なぜなら腰痛の原因を一言で言うならば、
『動きの悪さ。』
だからです。
痩せていても、痛みを訴える方は身体の動きが悪くなっていますし、
太っても身体の動きが良ければ、慢性的な痛みはほぼ発症しません。
ではなぜ、太っているのが原因と思いがちなのでしょうか?
様々の要因が考えられますが、第1に考えられるのが、
『内臓の不調』
です。
胃や腸などの内臓は腹膜(ふくまく)という袋の中に収められ、腰の辺りにぶら下がっているような状態です。
そのため、荒れた食生活を送っている方は、内臓が慢性的に炎症を起こし、凝り固まり、ずっしり重くなって腰に負担をかけてしまうのが原因。
よって、慢性腰痛の方で、断食などの食事制限をして内臓を休めたら、それだけで腰痛が改善したという事例はたくさんあります。
食べ過ぎや偏った食生活は肥満や腰痛の元になりやすいので、『腰が痛いな・・・』と思った時は食生活もぜひ見直してみましょう!